負の側面ばかりが強調されがちなギャンブル

オンラインカジノはギャンブル依存症を誘発する?

オンラインカジノはギャンブル依存症を誘発する?

オンラインカジノは24時間365日、どこでもカジノを楽しむことができるシステムを確立して人気を獲得してきました。
これによって、日中は仕事で忙しい方でも、そして海外に出掛けてカジノを楽しむ余裕が無い方でも、日本国内どこからでもカジノに参加できるようになり、利便性が大幅に向上しました。
しかしその一方、危惧されている社会的問題が「ギャンブル依存症患者の誘発」です。

ギャンブル依存症とは、文字通りギャンブルに依存してそれ以外のことが手に付かなくなる症状を表しており、重度な患者の場合にはギャンブルで遊ぶために様々な方便を使うようになります。
仕事を放棄して自宅でのオンラインカジノに熱中してしまう人もギャンブル依存症として見なされますし、生活費との見境を付けられずにオンラインカジノに投資してしまう人も紛れもなくギャンブル依存症です。

こういった症状に陥ってしまった人物は、やがて借金をしてでもオンラインカジノに熱中してしまう可能性があります。
借金を返済するためにオンラインカジノでプレイし、そこでまた借金を作ってしまうという負のスパイラルによって、人生を滅亡させてしまうのではないかという声も一部で聞こえてきます。

ギャンブル依存症は家族にも悪影響を及ぼす

もしもオンラインカジノによってギャンブル依存症に陥ってしまったら、依存症の患者本人だけではなく、その家族にも多大な悪影響を及ぼすことになります。
稼ぎ頭である働き手が依存症に陥れば、生活を成り立たせるためのお金を稼ぐことができなくなってしまいますし、家計を握っている女性が依存症に陥ると、生活費をギャンブルに使ってしまうことはおろか、家事にすら手を付けられなくなる場合もあるでしょう。

ギャンブル依存症は家族にも悪影響を及ぼす

借金も大きな問題として家族にのしかかります。
例えば住宅ローンを組んだ状態で借金を重ね、破産にまで陥ってしまうと、最終的には自宅を取り上げられてしまうことになります。
お子さんと一緒に暮らしているのであれば、一家離散という悲劇的な状況は免れることができたとしても、生活レベルは極端に困窮してしまいますし、教育にかけるお金も用意することが難しくなってしまうでしょう。
あまりにも悲劇的な例として取り上げた話ですが、ギャンブル依存症はそこまで恐ろしい症状であると考えるべきですし、実際にそういった状況に追い込まれてしまった患者も存在しているのです。

オンラインカジノが原因であるとは一概に言えない

オンラインカジノが原因であるとは一概に言えない

しかし、だからと言ってオンラインカジノがギャンブル依存症を増やすという理論は飛躍しすぎているのではないでしょうか。
特に都心部には、大きな駅の周囲には必ずと言っていいほどパチンコ店が複数進出していますし、競馬や競輪、競艇場も近くに必ず存在します。
これらのテレビCMは頻繁に放映されていますし、専門の新聞や雑誌、テレビ番組も放映中です。

つまり、どんな人物でもギャンブルに手を出そうと思えばすぐに手を出せる環境が今の日本には用意されているのです。
オンラインカジノはゲーム性の高いギャンブルであることは間違いありません。
これまでギャンブルに興味を持たなかった層を顧客として取り込みやすい性質は抱えていますが、それが依存症患者を増やすという決定的要因にはなりません。

オンラインカジノの決済には、クレジットカード等を使用します。
しかし裏を返せば、クレジットカードの限度額を超過してしまえば、オンラインカジノを継続することは出来なくなってしまいます。
もちろんギャンブルである以上、注意や自制は十分に求められますが、それはギャンブル全般に対して言える一般論でもあります。

社会悪根絶のための存在意義もある

オンラインカジノには存在意義もしっかりとあります。
それは、日本に蔓延っている社会悪を一掃できる可能性を秘めているということです。

日本国内においては、ギャンブルやいわゆる「闇カジノ」を通じて一般社会の現金が闇社会へと流出し、反社会的勢力の資金源となっていることが古くから指摘されています。
何の悪気もなくギャンブルに参加しただけで、結果として反社会的勢力の手助けをしてしまう可能性があることは、日本という国家全体において大きな問題と言わざるを得ません。

一方のオンラインカジノの運営元は、海外の国家によって法律で認められ、健全な経営を担っている専門会社ばかりです。
一般的なカジノが富裕層の間でも人気を博しているのと同じように、オンラインカジノもその一部として扱われており、オンラインカジノに投じたお金が反社会的勢力に流れるというリスクが基本的にありません。
日本の裏カジノを違法に利用しているプレイヤーが、合法的に運営されているオンラインカジノへと移行することになれば、個人の安全が確保されると同時に、闇社会への資金流出やマネーロンダリングといった犯罪を防げる公算が大きくなります。
これこそがオンラインカジノが持つ明るい可能性、そして存在意義であると言えるのです。